2017年11月20日

「暫定ボーイフレンドv」

ドラマCD「暫定ボーイフレンドv」

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原作
 Charaコミックス「暫定ボーイフレンドv」
 原作:高崎ぼすこ

CAST
 秋月 湊:小林祐介
 北村怜矢:前野智昭
 葉山:新垣樽助  他


あらすじ
人付き合いが苦手な大学の助教・秋月(あきづき)。通勤の満員電車で痴漢から助けてくれた、学生でモデルのキラッキラ王子・北村(きたむら)に気に入られた!? しかも何故か、彼氏(!?)に立候補してきて…!? 何でもそつなくこなす北村の助けもあって、今まで苦手だった人付き合いも、仕事もうまく回るように!! けれど、急に豹変したブラック北村にうっかり流されて、暫定(!!)の彼氏にするのをOKしてしまい−−!?


2017年11月24日(金)発売のドラマCD「暫定ボーイフレンドv」のアフレコレポートこぼれ話です。
ここでしか読めないキャストインタビューをお楽しみください♪

秋月 湊:小林祐介さん
北村怜矢:前野智昭さん
葉山:新垣樽助さん(以下、敬称略)


――――各キャラクターの印象を聞かせてください。まずは秋月ですが……。
前野:「守ってあげたい」と思う気持ちが良く理解できるキャラクターですね。痴漢に遭っても何もできないところや、真面目に一生懸命に頑張ってるんだけどなかなか空ぶって上手くいかない様子に、自然と「手伝ってあげたい」「守ってあげたい」という気持ちにさせられる魅力があると思います。
小林:葉山教授の優しさに触れて犬のように喜んだり、秋月って喜怒哀楽がわかりやすいんです。人の好意を素直に受け取れるのは素敵だなと思います。
新垣:あまり作中で触れられてないんですが、秋月もカッコイイんですよ。北村好きの女子学生も「顔は良い」って言ってましたから、「秋月もカッコイイんじゃないか!」って思いました(笑)。きっと違うジャンル……真面目に研究に没頭している女子にはモテてると思います。実は、美男美女ならぬ美男美男カップルなんですよね。
ーーでは次に北村の印象を聞かせてください。
前野:北村のように、ほぼほぼ完璧な人って一番の敵が「恋」なんですよね。恋をして、いろいろ弱点が見えてきてしまう、そういうタイプのキャラクターだと思います。だけど、「自分の行動に周りがどう反応するか」というのを理解できているので、きっと最後は大成するんですよ。本音がどうあれ、周りの友達と足並みをそろえて会話できるコミュ力も高いし、自分の美貌も自分で認識しているじゃないですか。そういうところっていいなぁと思いますね。どうせナルシストになれるなら、このくらい完璧なナルシストになりたいです。
小林:頭が良いっていうのがまず最初にあって、しかもイケメンであることを自分で理解した上でどう立ち回っていくかをしっかり考えている、出世するタイプの人だなと僕も思います。でもこういうタイプの人の多くは、外見が完璧すぎて中身を見てもらえない悲しさがあるじゃないですか。北村の台詞にもそういう苦しみがありましたよね。相手の外見で人を判断せず、むしろ適当に扱っちゃう秋月だったからこそ、北村も「あれ?」って気になっちゃったんだろうし、この組み合わせになるんだろうなって。
前野:意外とそういう人に弱いんですよ。すごく良いバランスのカップルなのかなと思いますね。
新垣:格好良く完璧なのが日常の人には、だからこその悩みはあって欲しいと思うので、悩んでてくれて良かったです(笑)。悩んでいると、こいつも人間なんだなと思えるし、そうじゃないとちょっと付き合いにくいかな。
ーー葉山についてはどうですか?
前野:理想的な先輩&上司タイプのキャラクターだと思います。北村としてはそんなこと言ってられないんですけど、個人的にはすごく良い先輩&上司で、こういう人の下だったら安心して仕事ができるなと思いました。
小林:溢れ出るパパ感が……。その理由は作品の最後で判明することなんですけど、最初から包みこむような大人の余裕を感じられたのは、父性からくるものなんだなと納得しました。こういう人に認めてもらえたら確かに嬉しいだろうし、そのために頑張る秋月のことも良く理解できました。
ーー自分の娘に秋月のことを「ママ」候補として伝えてたんですよね……。
新垣:家庭でどんな会話をしていたのか非常に気になるところです。
前野:どんな会話だったんでしょうね。
小林:それを普通に受け入れちゃってる絵礼奈ちゃんも……。きっと「赤ちゃんはコウノトリが連れてくるんだよ」とか教育してるんでしょうね(笑)。
ーー先ほど葉山は理想の先輩&上司という話がありましたけど、皆さんの身近なところで、もしマネージャーにするなら彼らの中で誰がいいですか? 例えば北村だったら、至れり尽くせりフォローも完璧で……。
新垣:でも時々腹黒なんですよね。
小林:僕は葉山さんがいいな。
新垣:葉山さん、いいですよね。
小林:北村はたぶん、「アレがだめなんですよ」「アレをもうちょっとこうしないとダメです」って的確なアドバイスで心を抉っていきそうなんです。葉山さんだったら「うん、頑張ったね、また次も頑張ろう」みたいな感じで。
前野:「雑誌のグラビアとかは、こういう顔で写ればいいんですよ」とか軽く実践されたりするんですよ。
新垣:「じゃあ、お前が出ろよ!」って。
前野:そうそう! そんなの言われてもできないよってなるので、やっぱり葉山ですね。
新垣:そう思います。
ーー小林さんと前野さんが、収録後のフリートークで好きな相手の口説き方の話をされてましたけど、皆さんならイケメン役を演るときのように、耳元で良い声で囁けば女の子はすぐにクラっとなりそうですが……。
新垣:それはスピーカーの向こうだけで楽しんでいただければと(笑)。
前野:その通りですね。日常で使うかと聞かれれば、使ったことないですね。
小林:耳元に近づける仲だったら、すでに落とせているんじゃないかと思います。
前野:確かに。そもそも日常ではそんなスイッチ入らないですよ。急にそんなことしたら……。
新垣:引くよね。
前野:「急にどうしたの?」とか言われますよ。
新垣:皆さんも、実際にそんなことされたら絶対に笑っちゃうと思いますよ。
前野:面白さが先にきますよね。
新垣:「ごめん、もう一回やって!」とか言われそう。
小林:(爆笑)。耳元で囁くようなテンションを続けられたら、きっと10分くらいで疲れて「普通に戻って」って。
前野:「やっぱ、もういいや。ゴメン」って言われるでしょうね(笑)。


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――――ありがとうございました。


上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポートは、11/22(水)発売の「Chara Selection1月号」に掲載!
高崎ぼすこ先生による「アフレコレポートまんが」「ドラマCD発売記念ショートまんが」も読めちゃいます★
是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 12:08| アフレコレポート

2017年10月18日

僕はすべてを知っている(3)

ドラマCD「僕はすべてを知っている(3)」

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原作
 Charaコミックス「僕はすべてを知っている(3)」
 原作:高久尚子


CAST
 
 金沢悠二:野島裕史
 加賀清史:興津和幸
 和倉いつき:松岡禎丞
 浅野 歩:島ア信長
 犀川千博:遊佐浩二 他


あらすじ
包茎医としての進路問題や、歩(あゆみ)への片想い── 心が千々に乱れて、実習に身が入らない和倉(わくら)。そんな和倉の指導に悩む金沢(かなざわ)の前に、理想の相談相手が現れた!! 若くして病院を経営する、 遅漏患者の歯科医・加賀(かが)だ。診察後の相談をきっかけに、二人は飲みに行くようになり…!? イケメン眼鏡の医者同士──加賀×金沢編ハート(トランプ)


2017年10月27日(金)発売のドラマCD「僕はすべてを知っている(3)」のアフレコレポートこぼれ話です。
ここでしか読めないキャストインタビューをお楽しみください♪

 金沢悠二:野島裕史
 加賀清史:興津和幸
 和倉いつき:松岡禎丞
 浅野 歩:島ア信長
 犀川千博:遊佐浩二(以下、敬称略)


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−−ストーリーとキャラクターのご感想をお願いいたします。
野島:今回はなんと言っても和倉君に尽きる感じがしますね。なんとも純粋で、良い意味で馬鹿馬鹿しくて、自分は年をとったなぁと……。
興津:しみじみしないでくださいよ(笑)。
野島:そういう、フレッシュさを感じました。演じている松岡君もフレッシュな感じがして、良かったです。あと指導医としては金沢もフレッシュでしたね(笑)。キャラクター的にはあまり厳しく指導するような性格ではないけれど、それでも頑張っていて、自分の性格と似ているところもあって、演じるのが楽しかったです。
興津:そんな金沢先生に、加賀は親身に治療していただいてありがたかったです(笑)。今作で改めて、医療ドラマに青春に進路に恋にと、いろんな要素のドラマが含まれていて面白い作品だなと思いました。金沢先生には、だいぶ長いことお世話になりっぱなしです(笑)。
松岡:今回、和倉君の出番が沢山でセリフもかなり喋らせていただいたんですけど、ストーリーの流れを考えると、わかっちゃいるんですけど、キツイものがあって…己の足りない覚悟の部分であったりを、自分の好きな人から言われて、きっぱり振られるって言うのが、なかなか精神的に来るものがあって辛いですね。でも、和倉君も以前より性格の面でも、若干ひとつずつ進んでいっていて、今回のお話の中で、失恋も経験したことでまた大きく成長できたのではないかと思います。この先彼がどうなるのか期待も込めつつ演じさせていただきました。
島ア:『僕はすべてを知っている』が僕のBLCD初主演作だったのですが、それが役どころとして、ついに見守るポジションにまで来たんだなというのが感慨深かったりして…。
遊佐:でもある意味、当事者だけどね(笑)。
島ア:そうですね(笑)。完全に見守る側じゃなくて混ざってもいるんですけど(笑)。千博さんと歩の関係性は、もうすっかり安定して、固い絆で結ばれているので、その上で今回は別のキャラクターたちの関係が動き出して…。特に和倉さんとは色々あって、見守るまではいかないけれど、自分には千博さんがいるから、というポジションで安心して見ていられました。
遊佐:千博は歩との関係もすっかり落ち着いたので、今回は他のキャラクターが揺れ動くところをサポートするような形で安心して見守らせていただきました。結紮(けっさつ)の練習シーンなど医師としての技術を披露するシーンがあったので、やはりすごい人なのだと思いました。和倉君への指導を少し厳しく演じたら「厳しすぎです」って監督から言われたので(笑)。和倉君のためを慮って厳しめにしたんですけど…。
島ア:情熱が(笑)。
遊佐:でも、天才医師にはわかりにくいところもあったようで、その辺の匙加減が難しいところでした。


――今回のストーリーは和倉の成長がひとつのテーマになっていますが、前作から成長したなと思う点はありますか?
遊佐:千博と歩は安定していて見守るポジションでしたし、そんなに変化はなかったですね。やっぱり和倉君の今後が気になります。和倉君にはぜひとも幸せになってもらいたく……ない!(笑)
島ア:えっ、ないんですか(笑)。
遊佐:ずっと和倉君には、横恋慕しててほしいです。電車の中で女性たちの話題になっていたときも、モテそうなのにモテないっていうかわいそうな子なんで。金沢先生のところにも、これからも新しい横恋慕相手になりそうなキャラクターがいそうですし。
島ア:テグスの患者さんとか(笑)。
遊佐:でも、テグスの患者さんはソロプレイが信条だから(笑)。一人で活動してもらったほうがいいね。
島ア:そうですね(笑)。あと僕自身の成長は、昔よりテンパらなくなったところかなと思います。


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上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポートは、10/21(土)発売の「Chara 12月号」に掲載! 是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 20:06| アフレコレポート

2017年09月14日

「憂鬱な朝5」

ドラマCD「憂鬱な朝5」

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原作
 Charaコミックス「憂鬱な朝5」
 原作:日高ショーコ


CAST
 久世暁人:羽多野 渉
 桂木智之:平川大輔 
 前野智昭 :石崎総一郎 他


あらすじ
過去の真実を知りたいわけじゃない、終わらせたいんだ──

「この手を二度と離さない」──桂木(かつらぎ)との逢瀬でそう誓った暁人(あきひと)。桂木から初めて弱音を聞いた暁人は、改めて過去の清算を決意!! 最後の生き証人である、病床の桂木高正(たかまさ)の元を訪れる──。一方、激怒する石崎(いしざき)父と対峙し、叱責された桂木。 工場経営での独断専行を咎められ、大番頭の職を解任されてしまい…!?


2017年9月21日(木)発売のドラマCD「憂鬱な朝5」のアフレコレポートこぼれ話です。
ここでしか読めないキャストインタビューをお楽しみください♪

久世暁人役:羽多野 渉さん
桂木智之役:平川大輔さん(以下、敬称略)

−−−変化や成長の多い5巻になっていると感じたのですが、どう感じましたか?
羽多野:本来は暁人の方が感情的なんですが、前作、前々作くらいから、ふとした時に冷酷さを出すようになって、桂木っぽくなってきましたよね。
平川:そうそう。どんどん成長しているよね。
羽多野:その根源にあるのは、好きな人と一緒にいられないということで、それがまた彼を奮い立たせた部分だと思うんです。演じていて、暁人という人間の成長や強さに僕も影響を受けつつマイク前に立っていました。
−−−「桂木」という目的のためには手段を選ばず、したたかに……という姿勢が出てました。
羽多野:すごかったですね。
平川:それは桂木が教え込んだ部分も。
羽多野:あります。本当にそうだと思います。桂木が家令だったから、体制だとか、家族に対する考え方とか、当時の普通を普通と思わない。そこがすごく革新的でいいなと思います。
平川:周りもそれに反応して変わっていってますよね。総一郎も総右衛門もそうですが、時代の流れや自分の周りの人間の動向によって、変わったり、今まで見えてなかったものが表に出てくるようになったり。
−−−桂木の方も、以前だったら久世家の利益と関係なければ切り捨てていたかもしれない紡績工場の問題で、従業員を守るために動いたのは変化だと思うのですが。
平川:CD4巻の内容なんですけど、工場の従業員も支配人も、みんなが職人のプライドにかけて良質な製品を作って、そしてそれを量産するという、「プライドを守ることとお金を生み出すこと」を両立させようとしてたんです。その姿に仕事仲間という感覚を持てたんじゃないのかなと。きっと暁人によって変えられた部分ですね。いつの間にか追い越されて、背中を追いかける存在になった暁人の影響だろうと思います。桂木のために工員がストライキを起こしてくれるんですよ! 今までの桂木だったらそんなことない! 陰でヒソヒソ言われることはあるでしょうけど(笑)。
羽多野:(笑)。確かに、冷静に紐解いていくとどんどん変わってますね。最初の頃はピリピリバチバチしていた桂木高之殿との関係も、まさか、なんかちょっとこう……。
平川:相容れちゃう関係になって。
羽多野:今回の高之との会話は面白かったです。(智之との関係改善を)軽く冗談めかして言った暁人の言葉に「なんで私が窘められなければ……」というやりとりとか、「家」に縛られることはないという暁人の社会に対する思いを伝えられているんだなと。
平川:桂木も(高之に)頭を下げてたしね。前は超憎らしかった存在なんですけど。
−−−敵だと思ってた人が味方についた感じでした。
平川:ちゃんと裏で智之をフォローしてくれましたし。
羽多野:確かに。
−−−暁人の成長と共に、周囲の人間関係や立場が変化していきますね。
平川:いろんなバランスが変わって、みんなが対等の立場になれた感じです。
羽多野 :収録ではスケジュールの都合とかで、シーンの収録順が入れ替わることもあるんですが、今回、ちゃんと物語の流れ通りに収録できて良かったです。心を鬼にして桂木のために渡り歩く場面もありますが、最後の最後に桂木が会いに来てくれて、そこで本来の暁人が帰ってきた感じがしたんです。その場所がまた鎌倉というのも……。
平川:あんなに行きたくないって言ってたのに行くんだものな〜。
羽多野:煤まみれになって(笑)。
平川:三等車なんかに乗って。有り得ないですよ! 下賎の者とか言っちゃうのに。
羽多野:本当ですね。でも暁人としては嬉しかったです。
−−−暁人にとっては嬉しいことが重なりましたね。会いに来てくれたことも、桂木が久世家と関係なく自分自身の望みで行動したことも。
羽多野:智之として動いて欲しいって言ってましたね。
平川:そんなことを言うようになったんだねぇ……。
羽多野:(笑)。ただ二人でいるときの甘えん坊っぷりは半端ない!
平川:あとちょっと田村にも甘えすぎ(笑)。すぐ田村を頼るからちょっと妬くよ。「たむら〜、靴も隠しておいて」って。どんだけ甘えてるの?(笑)……って。俺だって子供の頃から知ってるもん。
羽多野:(笑)。
−−−前半とは別人格のようなギャップを見せてくれていますが、年相応なのは二人のときの態度ですよね。
羽多野:そうなんです。本来の年相応の姿なんです。それまではずっと会いたいのを我慢してて。本人も「溜まってたから、二回も先に達っちゃった」って言ってましたけど(笑)。
平川:数年ぶりに先に達かされたって言ってたもんね(笑)。
羽多野:あ、羽多野渉的にね(笑)。ありがたいことに、このジャンルの作品を何年か演らせてもらってますけど、なかなか先に達かされることはなくて。しかも2回も(笑)。どっちかというと逆ですから。
平川:僕は反対に先に達かされる方が多いんです(笑)。
羽多野:今回はあられもない声をあげてしまいましたね〜(笑)。
平川:溢れちゃったんだね、気持ちが。
羽多野:嬉しさで溢れちゃいました。
平川:「憂鬱な朝」という作品全体の今までの流れとして考えても、今回の5巻を一つの作品として考えても、とてもとても大事なシーンなので、桂木の感情をどのくらい出せばいいのか、家で台本を読んでいるときにはそのバランスを量りかねていたんです。でもセッションの妙というか、羽多野くんの暁人としての言葉、鎌倉で会ってからの第一声を聴いたら、難しいことを考えずに桂木の台詞が出てきたので、あとは流れに任せてのっかっていったんです。
 先ほどから話しているように、今までは桂木が暁人をリードしているような感覚だったのが、いつの間にか暁人が桂木をリードする感覚になってきて、それに合わせるように僕も羽多野くんにのせてもらうことが収録中に増えてきてますね。羽多野くんの一言一言に耳を澄ませていると、それがズキズキ入ってきて刺激されて、自分の中のものが動き始めるというか。桂木は小さい頃からずっと自分の本心を隠すことばかりしてきた人だから、「こういう言葉で、こういう声で、こういう表情で、今まで隠してきたものが思わず引きずり出されちゃうんだな」と味わいながら演らせていただきました。気持ち良かったです。

−−−4巻のときに平川さんをこのジャンルの師匠と言っていましたが、羽多野さんとしてはいかがですか?
羽多野:涙がでます、本当に。僕は家で感情の動きを自分で台本にメモしておくんですね、ここで驚くとか、ここで喜ぶとか、記号的な目印なんですけど。でもいざ収録してみると、相手からどのくらいの熱量のアドリブがくるかは、その瞬間しかわからなくて、それによってどんどん自分の予定と違うものが出て、本当に心地好いんです。音声だけのドラマCDならではの面白さだと思います。
 僕も暁人の会いたかった人に会えた喜びを素直に表現して、そこに平川さんが台詞を返してくれることで、どんどん自分の中になかったものが生まれていくような感じがして楽しめました。いつも思うんですけど、台本を読んで計算して導き出した表現だと、別の台詞のときに矛盾して腑に落ちない部分が出るんです。でも書いてある台詞を暁人として素直に言うと、あぁこういう一面もあったのかと発見することがすごく多いんです。

平川 キャラクターに人物としての厚みがすごくあるので、自分でも訳が分からずこういうこと言っちゃうことってあるよね、という矛盾が成立するし、演者としても「こんなこと言うんだ」「こんな言い方するんだ」というのを演じながら発見しているんです。
 掛け合いの中で、相手の台詞を受けて自分で出したものが家で考えていたものと違うことは多々あります。そんな本番のセッションはとても楽しい……という言い方が合ってるかわからないんですが、バチバチ刺激しあっている現場です。

−−−話は変わるんですが、桂木って酒豪だったんですね。
羽多野:めっちゃ飲んでましたね!
平川:でしたね。収録前にディレクターさんに(酔っ払い具合を)確認したんですけど、「気だるくなってるくらいで」と言われて。どんだけ強いんですか? 3〜4本は空になってましたからね。
羽多野:すごいですよね。前野君(石崎)もびっくりしますよ。
平川:僕だと真っ青を通り越して真っ白になってると思います。トイレとお友達です(笑)。
羽多野:僕は全然飲めないので、ああなる手前で寝てると思います。

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−−−ありがとうございました。


上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポートは、9/22(金)発売の「CharaSelection11月号」に掲載! 是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 17:04| アフレコレポート

2017年04月18日

「おやすみなさい、また明日」

ドラマCD「おやすみなさい、また明日」

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原作
 キャラ文庫「おやすみなさい、また明日」
 原作:凪良ゆう
 イラスト:小山田あみ


CAST
 遠藤告美:松岡禎丞 
 荒野朔太郎:古川慎 
 貢藤利里:日野聡
 小嶺ヤコ:木村良平
 


あらすじ
「俺はもう誰とも恋愛はしない」。仄かに恋情を抱いた男から、衝撃の告白をされた小説家のつぐみ。十年来の恋人に振られ傷ついたつぐみを下宿に置いてくれた朔太郎(さくたろう)は、つぐみの作品を大好きだという一番の理解者。なのにどうして…? 戸惑うつぐみだが、そこには朔太郎が抱える大きな闇があって!? 今日の大切な想い出も、明日覚えているとは限らない…記憶障害の青年と臆病な作家の純愛!! 


2017年4月28日(金)発売のドラマCD、「おやすみなさい、また明日」のアフレコレポートこぼれ話です。
メインキャストの皆さまの、ディープなお話をお楽しみください♪

 
 遠藤告美役:松岡禎丞さん 
 荒野朔太郎役:古川慎さん 
 
 貢藤利里役:日野聡さん
 小嶺ヤコ役:木村良平さん


(以下、敬称略)

【松岡さん&古川さん編】

――――「おやすみなさい、また明日」という作品タイトルにちなんで、お二人が寝る前や起きたあとに必ずすることはありますか?
松岡: 半身浴しながら物事をするのがすごく好きなんです。
古川: いいっすね。
松岡: けっこうそのせいでフヤケちゃうときもあるんですけど。
古川: フヤケちゃう!?
松岡: 本がね! 台本とか。
古川: 本か! 松岡さんがフヤケるのかと思いました(笑)。
松岡: いやいやいや! たしかに自分もフヤけるけど! シワシワになるけど!(笑)。 お風呂場で何かをするっていうのが習慣というか、一石二鳥っていう言葉がすごく好きで、何かを短縮したいんですよ。お風呂っていいなって思います。

――――ご飯食べたりする人もいるって言いますよね。
松岡: それは…どうなのかなって思うような気はしますけど(笑)。
古川: 僕やりました!鶏肉茹でて〜…。
松岡: え!? お風呂で!?
古川: お風呂で…あ、違う違う!! 一回やってみたいですけどね(笑)。時間なかったんですよ。ご飯はできてるんですけど、食べる時間ないじゃん! って。ご飯食べる時間と風呂の時間を一緒にしたくて、お風呂に持ってけばいいじゃんって(笑)。

――――(笑)。古川さんは、何か習慣はありますか?
古川: 僕は、スマホゲーのログインチェックですね。
松岡: あぁ〜。
古川: けっこう色んなゲームで、連続ログインっていうのがあるじゃないですか。
松岡: ログインボーナスみたいな。
古川: 何日連続で達成するとなんとかがもらえるっていうのがあったんです。たまたま一回やらかして、その日ログインできなかったんですよ。そのときは、一週間ログインし続けると最大でガチャ何回分回せるよみたいな感じだったんですけど、連続でやらないとダメなんですよ。一回でも途切れちゃったらもう以降なにももらえなくなっちゃう。そこでやらかしちゃったのですげえ悔しくて、それからは意地でも朝起きてどんなに時間なくても「ログインだけさして!」「電車の時間わかってるけどログインだけしたい!」って。
松岡: タイムカードみたい(笑)。



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【日野さん&木村さん編】

――――収録のご感想をお願いします。
日野: まずは久しぶりに貢藤を演じられて嬉しかったです。本作では貢藤自体は物語の本筋にはあまり関わってはいないのですが、作品を通して切なくも優しい気持ちになり、凪良先生の作品は、改めて素敵だなと思いました。
木村: ヤコ先生の真っ直ぐさが、また見られて嬉しかったです。

――――キャラクターを演じてみていかがでしたか? 演じる上で注意した点やアピールポイントをお願いします。
日野: 貢藤は一見強面で恐がられがちなところはあるのですが、内面は非常に繊細かつ優しい役どころですので、演じる際はそのギャップを意識していますね。
木村: 初対面で相手を惹きつけてしまったり、不器用でも純粋さで結果的にひとを導いてしまったり。彼には魅力がたっぷりです。

――――タイトルでもある「おやすみなさい、また明日」ですが、おやすみ前、または朝起きた後に必ずすることなどはありますか?
日野: 朝起きた時に必ずするのは、うがいして水飲んでトイレにいきます(笑)。
木村: どちらも湯に浸かります。

――――本編では記憶に関するお話がたくさん出てきますが、「これだけは忘れられない」、または「できれば忘れてしまいたい…」というエピソードなどはありますか?
日野: そうですね、やっぱり初めての仕事や初めてのイベントなど、初めて何かをした時のことは忘れられないですよね。
木村: ヤコさんの人生の一部を演じられたことは、忘れられないと思います。

――――本作品を楽しみにお待ち頂いている読者のみなさんへのメッセージをお願いします。
日野: 凪良先生の作品がもつ切なくも温かくなる、そんな原作の魅力を、音声としてもファンの皆様にお届け出来るようスタッフ、キャストみんなで取り組んでいますので楽しみにしていて下さい。
木村: みなさん、お久しぶりです。また素敵なお話を音源化することができました。個人的には、またヤコさんを演じられたことがとても嬉しいです。ぜひ彼らの物語を覗いてみてください。

−−−ありがとうございました!


上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポート詳細は、4/22(土)発売の「Chara6月号」に掲載! 是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 12:18| アフレコレポート

2016年11月17日

「FLESH&BLOOD(21)」

ドラマCD「FLESH&BLOOD(21)」

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原作
 キャラ文庫「FLESH&BLOOD(21)」
 原作:松岡なつき
 イラスト:彩


CAST
 海斗:福山 潤
 ジェフリー:諏訪部順一
 ナイジェル:小西克幸
 ビセンテ:大川 透
 アロンソ:遊佐浩二
 レオ:宮田幸季
 ラウル:近藤 隆 他


あらすじ
1588年7月29日、リザード岬視認──。敵地を目前に、作戦会議に集うビセンテとスペイン将校達。そこでプリマス侵攻を進言するアロンソは、開戦を回避したいシドーニア公と激しく対立!! 策を弄し、計画を承認させてしまう!! 一方、明日の出撃を控え、不安とともにジェフリーへの想いを募らせる海斗。「もう二度と後悔したくない」ある決意を秘めた海斗の、長い夜が更けていく──。


2016年11月18日(金)発売のドラマCD、「FLESH&BLOOD(21)」のアフレコレポートこぼれ話です。
メインキャストの皆さまの、ディープなお話をお楽しみください♪

 海斗役:福山 潤さん
 ジェフリー役:諏訪部順一さん

 ナイジェル役:小西克幸さん

 ビセンテ役:大川 透さん
 アロンソ役:遊佐浩二さん
 レオ役:宮田幸季さん

 ラウル役:近藤 隆さん(以下、敬称略)



【福山さん&諏訪部さん編】

――――諏訪部さんが、収録前にジェフリーの体調を確認する必要がないのは久しぶりですね。
諏訪部: そうですね。いろいろな意味で復活しましたので(笑)。ふたたび、いろいろな意味で頑張っていただけると幸いです。

――――こんなにたくさん「好き」ってお互いに言い合うシーンは、フレブラでは本当に貴重でした。
諏訪部: そうそうないですね。
福山: 僕に至っては、女性とのLOVEい作品もあまりないので、こんなに相手に面と向かって「好きだ」と言うのはこの作品くらいですよ。
諏訪部: 自分も、言われることはまずないかも。

――――ゲームではたくさんそういう台詞を言う機会が?
諏訪部: ゲームやシチュエーションCDでは言うこと多いですね(笑)。でもアニメではまず無い気が。
福山: 掛け合いするという意味では少ないですね。最近の男性キャラは戦わないしLOVEらないし、20年前なら当たり前に描かれていたものが最近少なくなっているので、フレブラみたいに男らしい戦もあり、権謀策謀飛び交う舌戦も繰り広げられて、LOVEもあるというコンテンツは、すごく楽しくてありがたいです。
諏訪部: 会話劇の色合いも強い作品なので、非常に演じ甲斐があって毎回とても楽しいです。
福山: 長く関わって、収録に対する気持ちにも変化があるのも面白いです。最初は大変だとか上手く演りたいとか、すごい役者さんたちばかりで勉強になるなとか思っていたんです。しばらくすると作品への思い入れが出てきて、最近は舌戦繰り広げられるこういう作品が面白くて仕方がなくて。台詞量が多いのは正直大変ではあるんですけど、それも今は「バッチ来い!」みたいな感じになってきてますね。

――――船上で仲間を鼓舞する台詞は聴いていてワクワクしますが、やはり演っていても楽しいものですか?
諏訪部: ああいう男前なシーンは、やっぱり演っていてとても気分がいいですね。野郎どもとのコール&レスポンスは快感です。
福山: 演説は聴いていても演っていても楽しいですよね。海斗としても鳥肌立つ瞬間でした。今までず〜っとお互いのどちらかが弱っていたり、離れ離れになって会えなくなっていたりというのがあって、ようやくグローリア号の全てが揃ったところでもあったので。それに、海戦……グローリア号で戦ったのは、4〜5年前?
諏訪部: もっと前かも?
福山: ですよね。みんなで戦っていたとき、すごく高揚感があったんですけど、それを再び演れるんだというワクワクもありまして、ジェフリーの台詞を聴いてゾワゾワっときました。
諏訪部: あのスペクタクルがふたたび始まるかと思うと、ワクワクしますね。
福山: ラウルの野郎を惨めにぶちのめしたいです!(笑)。

――――イングランド側もスペイン側も、ラウルに関してはみんな同じこと思っていそうです。
福山: もうアイツに「華々しい負け」なんて期待しないです。ヤツが敷いた権謀策謀全てを無に帰すような展開で……。
諏訪部: とにかく勝ちたいです!(笑)。

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【小西克幸さん編】

――――グローリア号もジェフリーが復活して準備万端となりました。
小西: ジェフリーの声、しっかりしてましたね。元通りになって良かった。前回は戻ってきたばかりで、ベッドから上半身だけ起こして「大丈夫だ、俺は」と頑張って言ってるようなイメージだったんですけど、今回は「ちゃんと立ってる」って。演説もしてましたしね。海賊ものってああいうシーンがテンション上がっていいですよね。「船長が帰ってきた!」って感じがしました。

――――ナイジェルは相手によってとる態度や話し方がハッキリ分かれてますよね。
小西: 分かり易いですね。外の人には貴族様?って思うくらい丁寧だったりして。ちゃんとした大人ですね。演じていて面白いところです。

――――だからこそ、ジェフリーに文句言っているナイジェルの姿は、ようやくホッとしたんだなと微笑ましく感じました。
小西: でも、めっちゃ怒ってたんです。心配したんだと言っているうちに、終わったことなんですけど段々腹が立ってくるんですよ。あれこれ言うけど、「ダメよ、もうやっちゃ」「うん」って言われて、そこで終わり(笑)。お互いのことを良く知っているからできる会話ですよね。

――――ナイジェルが3人の関係を整理して前に進めるとおっしゃってましたが、「振り向いてくれなくても不平は口にしない」とも言っているので、多少のしこりが残っていそうですけど。
小西: わだかまりはあると思いますよ。それもあって当たり前というところじゃないですかね。その気持ちを消すのは無理だと思います。本当に気持ちを消そうと思ったら、二人から距離をとって船を下りると思います。それよりも二人を守って、力を貸すことが今は一番の優先事項なのかなと。だから全部落ち着いたら自分の船をもってどこかに行っちゃいそうな気もしないでもないです。わからないですけど。

――――今回は、ずっと一緒にいたキットが別行動になりました。すっかり定番になりつつあった二人の掛け合いがなかったですね。
小西: あれだけ一緒にいたので、話す機会がないと「キットはどうしてるのかな」ってなりますね。作品に出てこないところでは、二人の関係性は続いてて、掛け合いもしていて、「お前、これやっておけ」と命令をしたら軽口で返されて、「下っ端のくせになんて口の利き方だ」みたいなやりとりがあるのは想像できるんです。でも演じるシーンの中にそういう会話がないから「どうしてんだろう」ってお父さんみたいな気持ちになります(笑)。船に乗ってくるってことは、自分の家に来るようなものですからね。

――――お芝居する側としては寂しいのでは?
小西: ちょっと寂しいです。ほぼ1巻分、二人で話していたときもあったじゃないですか。ずっと二人旅で、三木(眞一郎)さんと「スケジュール合わせて一緒にやりましょうね」って言っていたのがなくなっちゃって。

――――キットもですが、航海準備中は仲間達ともたくさん会話しているはずですね。
小西: 前に、名前のある乗組員が全員登場して、船上で普段こんなことしてるんだよ、という内容のドラマCDを収録したじゃないですか。あれがあったことで、船の中の関係性とかイメージの仕方が変わったんです。それまでは「仲間」という一括りのザックリした関係だったのが、それぞれのキャラの人間性が見えてきて、個々の関係に変わったので。また彼らとの掛け合いもできたら嬉しいですね。

――――確かルーファスとダンスとかしてましたよね。ルーファスを持ち上げたりとか。
小西: ありましたね、あの声で「あぁ〜」って言われました(笑)。あれも楽しかったです。

――――今後の展開への期待などありますか?
小西: 基本的なことなんですけど、彼らにとって何が幸せなのかわからないんですよ。ジェフリーと離れても海斗が自分のいた世界に戻って元の生活を取り戻して生きていけることが幸せなのか、それとも自分の生きていた時代じゃないけど好きな人と一緒に生きていけるのが幸せなのか、はたまたジェフリーと海斗が一緒に海斗の世界に行くのが幸せなのか。

――――いっそ3人で現代に来ますか?
小西: ナイジェルは行ったら大変なことになると思うので。また二人を追いかけていかなきゃいけないし。

――――二人がいない世界は耐えられないのでは。
小西: でも二人がいつ帰ってきてもいいように、グローリア号を守ってるとは思いますよ。その場所を守り続けて生きていくんじゃないかと思います。

――――どこにいてもナイジェルは二人のために動いているということですね。
小西: だから個人的に、今後の展開とラストはすごく気になりますね。

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【大川さん&遊佐さん&宮田さん編】

――――本日の収録はいかがでしたか?
大川: おじさんばかりのスタジオで暑苦しかったです(笑)。
遊佐: おじさんたちで込み入った話をしてました。アロンソとしてはたくさん喋りましたので、頑張った気がします。
大川: 実際に頑張ってたよ。すごい勢いでたくさん喋ってた。
遊佐: あと貴族たちがたくさん出てくると、本当に言いづらい。
大川: 名前ね〜。
遊佐: 今回は新しく「ボバディーリャ」が登場して。「ジェフリー・ロックフォード」なんて流れがいいし、単語二つでしょ。
宮田: そうですね。
大川: イングランドはいいよね。
遊佐: こっちは「フランシスコ・デ・ボバディーリャ」とか。
大川: なんでみんな間に「デ」が入るんだろう。
遊佐: 「ミゲル・デ・オケンド」とか。
宮田: レオなんて可愛いもんですね。二文字です。
遊佐: レオは良いヤツ!
宮田: (爆笑)
大川: 「リャ」って嫌だね。
遊佐: 嫌ですね。あと「ベルテンドーナ殿」が嫌です。
宮田: あ〜、「殿」が〜。
遊佐: 「殿」がつくからいけないんです。もう無礼講にして、呼び捨てにさせてくれれば、まだ……。
大川: いっそ「ベルちゃんさぁ、それダメなんじゃないの?」って(笑)。
遊佐: (田中)秀幸さんが重々しい感じなのに、「シドニーってさぁ……」とか(笑)。
大川: 「そんなイギリス風に呼ばないでくれる?」って喧嘩になったりして。
宮田: (笑)。
遊佐: とりあえず、渋々ですが侵攻作戦にOKしてくれて良かったです。意外と根回しが上手くいってたのかな。
大川: 素晴らしい。ビセンテが「さすがアロンソ」と感心してたもんね。
遊佐: 和平派と好戦派に分かれましたけど、スタジオも好戦派のキャストは「好戦派だな」っていう体格をしていて。
宮田: (笑)。
大川: 和平派は普段から優しげな人たちで。
遊佐: シュッとした感じでしたね。こっち側はゴツゴツした方が多かった印象でした。
大川: 海賊みたいな人もいましたし。
遊佐: ドラマCDでどこまで伝わるかわかりませんが(笑)。
大川: そんな感じでした。

――――態度を軟化させるタイミングもビセンテとレオは一緒で、さすが息の合った主従という感じでしたね。
宮田: はい。襟巻きを徹夜して作ったんです。(ドヤ)
遊佐: 徹夜ではない。
大川: 徹夜とは言ってない。
宮田: 「端をかがってみただけです」の後ろに「(徹夜で)」が入るんですよ(笑)。でも、布選びはレオのセンスがむちゃくちゃ悪くて、「え、この襟巻き?」っていう。
大川: レオなりにきっと選んだんだよ。

――――レオの服のセンスは良さそうですけど?
遊佐: どうかな〜。
宮田: むしろアロンソのセンスが悪いかもしれないですね。
大川: (爆笑)アロンソはいいだろう!
遊佐: 貴族ですよ。英雄ですよ。
宮田: でもほら、貴族って意外にセンス悪かったりするじゃないですか。
大川: いや、ビセンテよりはずっとセンスいいでしょ。ビセンテは朴念仁だからね。

――――そのぶん、レオが服のセンスも磨いてるのかなと。
大川: そっか。逆にね。
宮田: じゃ、センスが良いことにしておきましょう!

――――アロンソに似合う素敵な襟巻きを送ったということで。
宮田: そうですね!
遊佐: 経済的に安めの生地になっちゃうけど(笑)
宮田: ちょっとゴワゴワする感じの布で。
大川: うちはそんなに経済状態良くないから(笑)

――――さて。一方のイングランドですが。ジェフリーが公私ともに準備を整えまして。
大川: 仕上がりましたね、ほんとに。
遊佐: コーヒーも飲めないようなお子ちゃまには負ける気しないよね。
大川: 本当だよね。
遊佐: ハチミツ入れるんですってよ、僕らはブラックですよ。個人的な話ですけど(笑)。
宮田: (笑)。
大川: あいつら紅茶しか飲めないんだ。
遊佐: そんな中、レオが……。もうこれでお別れなんて。
宮田: えぇ!?

――――そんなフラグ立ってました?
遊佐: これでレオが……。
大川: アロンソはフラグ立ちまくってるけど。
宮田: そうですよ!
遊佐: どうやらまだ刺客がいるらしいんですよ、あのクソ野郎のせいで。

――――アロンソを見送ったあと、ビセンテとレオの会話の中に、海斗の名前もでてきました。ちょっとレオの怒りもおさまったのかなと。
大川: そんな感じありましたね。
宮田: ありましたけど……最後のビセンテのモノローグで「私も会いたい」って……。
大川: レオには聴こえてないんだから(笑)。
宮田: レオに聴こえてないと思ってるんでしょうけど、伝わってますね、たぶんちょっと漏れてます。
大川: 漏れてないよ。
宮田: 漏れてます、きっと。
遊佐: でも、話題を出したのはレオだからね。
宮田: そうなんです。仲良かったですから。
大川: ビセンテは忘れてたよ(笑)。
遊佐: 余計なことを(笑)。
宮田: レオは、裁縫はできるし、船酔いにも強いし、酒も強いし、良い子ですよ、なのに! 「私も会いたいよ、海斗」って! 「はぁ?」っていう(笑)。そこがちょっと上手くいかないとこですよね。

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【近藤さん編】

――――ラウルにとってのアスコリはヤンとは違う新たな旅の相棒になるんでしょうか。むしろ、思い通りに動かせるカモですか?
近藤: ラウルにとっては、手のひらの上で上手く転がしやすいタイプの人間で、そこはパルマ公よりも容易いでしょうし、なので、一番チョロイ相手ですね。

――――ただ、そんなアスコリの運命に自分の命を預けるわけですよね。
近藤: そうですね。でもラウルくらいになると、自分の命を「預けさせてやってる」けど、実権は自分で握れると思うので、アスコリは悪いやつの企みに転がされてしまえばいいんじゃないかと(笑)。

――――戦闘準備が整って鬨の声を上げるジェフリーたち、プリマス侵攻のために熱弁を振るうアロンソ、と両軍テンション高くなってますが、今回もラウルのシーンだけマイペースに戦い直前という雰囲気もなく……。
近藤: (ラウルの声で)「戦争は起こさせない、大事なのは密輸ルートの確保です」って非常に素晴らしい、和平派そのものの動きですね。和平って良い言葉だなと思います(笑)。戦いに行く前に小さい火種を起こせば戦の火も消えるだろうって、すごいこと考えるなと。

――――将棋でいうところの、何手も先を読んで動ける人かなと。
近藤: パッと流れを把握できる人ですし、あとは海斗の予言もいくつか知っていますから、そこも踏まえた上で流れを読めるので……と話していると、早く海斗を手に入れたいですね。海斗がいれば悪事どころか覇権とれますから。彼自身、スペインに身を置いてはいますが、スペインの王国気質が好きじゃないんでしょうね。小馬鹿にしてますよね。だったら目的を達成するため、私腹を肥やすためには他所様と手を組んだ方がトクっていうところに行き着いて、そして実際にやってしまうところが彼のスゴイところです。

――――実行力ありますね〜。
近藤: ありますね、おかしいな。コイツ僧侶だったはずですよね。毎回思いますが、生臭すぎます(笑)。ですが、彼なりに必死で生きてるんですよ。

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――――ありがとうございました。



上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポート詳細は、11/22(火)発売の「小説Chara VOL.35」に掲載! 是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 21:49| アフレコレポート

2016年06月14日

「憂鬱な朝4」

ドラマCD「憂鬱な朝4」

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原作
 Charaコミックス「憂鬱な朝4」
 原作:日高ショーコ


CAST
 久世暁人:羽多野 渉
 桂木智之:平川大輔 
 前野智昭 :石崎総一郎 他


あらすじ
暁人様を救うためなら、恋心だって利用する──

桂木(かつらぎ)に「好きです」と告白され、 混乱したまま森山(もりやま)侯の夜会に 出席した暁人(あきひと)。そこで暁人が 対面したのは、亡き父の義弟・直継(なおつぐ)── 桂木が次期当主にと画策する叔父だった!!  けれど、直継と話すうち、 「この方は当主に相応しくない」と 桂木の思惑を疑い始めていく。一方、桂木は 暁人の廃嫡を撤回させようと森山侯に迫り…!?


2016年6月23日(木)発売のドラマCD「憂鬱な朝4」のアフレコレポートこぼれ話です。
ここでしか読めないキャストインタビューをお楽しみください♪

久世暁人役:羽多野 渉さん
桂木智之役:平川大輔さん(以下、敬称略)

−−−収録お疲れ様でした!
羽多野:ホッと胸をなでおろす瞬間です。この作品は、台本をもらってから収録当日までの緊張感が凄いんですね。暁人は僕らが日常会話では使わない言葉を感情に乗せてしゃべっているので、収録していて感情が乗ってくると、どうしても気持ちが先行して、難しい言葉を咀嚼しないまま勢いでしゃべってしまいそうになるので。反対に理性で感情を抑えてしゃべるのが桂木なのかな。
平川:どの作品にも誠心誠意向き合っているつもりですが、この作品は僕の中で大河ドラマみたいなイメージで、ちょっと特別な感じがあって、作品の敷居をまたぐのに勇気がいるんですね。「またこの世界にお邪魔させていただくんですけど、果たしてこの世界にちゃんと僕は馴染むことができるんでしょうか。すいません、すいません、すいません」みたいな気持ちになりながら、原作と台本に挑んでいるんです。なので収録直後の今は、なんとかゴールテープを切れたらしいし、後ろは振り返りたくないっていう感じです(笑)。
−−−この作品に感じる敷居の高さというのはどこにあるんですか?
平川:暁人が10歳くらいの頃からの桂木を演らせていただいてるのですが、本の中で描かれていない時間も自分の中で完全に埋めておかないと、なんで今ここでこう言っているのか、なんでこんな表情をするのか、軽々しく触れてはいけないような気がするんです。でも、ちゃんと作品と向き合って、ここはきっとこうに違いないと穴埋めをして現場に臨むことにも勇気がいるので、敷居の高い作品なんですね。挙句の果てに、今は桂木自身が自分のことを良く分からなくなっちゃっているので、「お前、何考えてるんだよ、俺もわかんないよ」って(笑)。分からなくなっている桂木を僕もわからない、「わからない」の二乗が「わからない」の無限大になってしまって、何をやっても合っていないような感じがして、迷宮入りしてしまうんですね。原作で目の下に線が2本入ってたりすると、この線の意味をどう捉えれば良いんだろう? とか考えてしまって……ばかですね(笑)。
羽多野:いえいえ。時間をかけて原作を台本に落とし込んでくる平川さんってすごいなといつも思ってます。
平川:とんでもない、臆病なだけでいっぱいいっぱいです。
羽多野:僕もいっぱいいっぱいですよ。僕は前もって原作を読み込まないタイプなんです。最初に原作を読んでしまうと、その絵に声を当ててしまいそうになるので。例えば、本当はすごく遠いところにいる相手との会話なのに、キャラクターがアップになっていると、距離感を間違えそうになるとか。だからいつも現場で原作を読ませていただくんですが、すごく丁寧に音声化していただいてるなといつも思います。こうやって長く演らせてもらっている作品は特に、現場に来て原作の絵で状況を確認するのが楽しみなんです。石崎とケンカして殴られて残っている傷の具合とか、どういう表情してるのかとか。今回、階段の上から桂木を探して名前を呼ぶシーンがあるんですけど、その階段がどういうものかによって、どこに向かってどのくらいの音で声をかけるか違ってくるじゃないですか。お屋敷とはいっても、僕がイメージする屋敷とは絶対に違うと思っていたので、原作を見て、「おぉ、すごい、なるほど」って。そういう発見が毎回あります。原作を読んでいる方たちも、キャラクターがどういう表情なのか、どういう想いなのかというのは、それぞれに違う印象かもしれないですね。ドラマCDは音声だけで表現されるコンテンツなので、原作に負けないように、原作のファンの方が「それ!」って思ってくれるものをいつも目指しています。
−−−現在までの展開で、お二人にとって予想外だったことはありますか?
平川:桂木が「好きです」と言葉にすることは最後の最後までないだろうと思っていたので、ドラマCDの3巻で「あ、ここで言った!」というのが一番の驚きでした。もっともっと自分の感情を制御しちゃう人なんだと思っていたんです。きっと思った以上に暁人の成長が早かったんでしょうね。暁人がどんどん逞しくしたたかになっていくところは、桂木だけじゃなく僕にとっても意外でした。それで「好きです」と言わされちゃった感じがあります。
−−−言わされたという表現は、すごく腑に落ちます。暁人によって本音を引き出されちゃったという感じがします。
平川:そうなんです。今回も「もう背も見えない」というセリフがありましたけど、桂木にとっても、僕にとっても、暁人の成長の早さは本当に誤算だったなと。
羽多野 :毎回、ストーリーの展開が読めないので、面白いですね。桂木はずっと傍にいると思っていたので、まさか離れる方向にストーリーが進むとは思わなかったです。これから留学の予定もあるようですし、どうなるんだろう。
総右衛門とかも、最初は「あ、こういうおじさんいるいる」と面白キャラだと思ってたのに、すごく手ごわい人として目の前に現れてきて、「うわぁ、喰えない奴だ!」とか。

平川:そうそう!
羽多野:思えば、商才で華族たちと対等に渡り歩いて、一代で自分の城を築いた人ですから……。おそらくこの時代の貴族社会は、華族だけじゃなく、野望を持ってのし上がっていく人たちもたくさんいて、1秒でも油断したらやられてしまう世界だったのかなと思うと、前のフリートークでも話しましたが、およそ僕は生きてはいけない世界です。田舎で普通に育ってきた人間には想像を絶する世界だなと。
平川:僕も一緒です(笑)。
羽多野:暁人は桂木の存在のおかげで、その世界でも強くなったところがあるんじゃないですかね。彼しか見えないから、彼に並び立ちたいという気持ちでどんどん成長していったんじゃないかな。
平川:本音しか言わない人だったのに、途中から建前を覚えましたからね。
−−−今回の前半、森山家の夜会では、世渡りという部分での暁人の成長も伝わってきました。
羽多野:暁人にとっては桂木の思惑よりも「桂木を傍に置きたい」という感情が先にいくから、桂木の思いもよらない思い切った一手が打ててしまう。仮病で療養して隠居とか、思い切り良すぎですよ。「どうすんの、その先?」って思うんですけどね。でも、暁人がちゃんと先のことも考えて動いてると理解したことで、後半の桂木は人が変わったようになってました。
−−−お互いに自分を犠牲にして相手のために行動しようとするからすれ違うんですよね。何か良いアドバイスはありますか?
平川:話をしろ!
羽多野:(笑)
平川:あまりに黙して行動しすぎだから、もっと腹わって話しなさい、と。
羽多野:本当にそうですね。暁人も肝心なところを直接言わないから伝わらなかったりしますし。
平川:石崎君に言われてるけどね。
羽多野:友達の方がちゃんと見えてますよね。客観的に、俯瞰で見て、じれったいな〜って。
−−−表面の態度や言動と違って、二人きりでのラブラブなシーンはお互いに素直なんですけどね……。
羽多野:今回のラストの大一番のシーンは、平川さんが全部受け止めてくれるので、正直気持ちよかったですね。音声だけのコンテンツでは、お互いの身体の位置が変わったり、お互いがどういう動きをして、どこにキスをして、というのを表現するのは、なかなか難しいんですね。独りよがりになってしまってもいけないし。この作品ではいつも、相手役が平川さんで良かったと思いながら収録しています。
 僕はこういうシーンの表現方法やアドリブを平川さんに教えていただいたと思っているんです。初めてこういうシーンを演じたとき、台本のきっかけを見失って、20分以上も僕が受け続けてしまったんですが、平川さんは全部付き合ってくれたんです。本当にお世話になりっぱなしで。今日は過去のことを思い出したり、やっぱりすごいなぁと思いながら収録していました。

−−−桂木と暁人のように、まさに平川さんが教育係なんですね。
羽多野:(笑)。最近は若い役者さんと組むことが多かったんですが、今日は平川さんだし「これはどうだ」「こっちはどうだ」とぶつけて、それを全部サッと受けられて、「師匠! すげぇっす!」ってなりました。
−−−教育係の平川さんとしてはいかがですか?
平川:今、大変光栄なお言葉を賜りましたけど、「もう僕は羽多野君の背中も見えない」です。羽多野君が「全部受け止めてくれる」とおっしゃってくれましたけど、羽多野君はすごく勉強家で、台本に対してとても丁寧にお芝居をされる方なので、台本に書かれている動きを追いかけつつ、羽多野君のセリフや動きのアドリブを聴いていれば、「今、こういうことをされたんだ」「今はこのページのこの部分の動きだな」とつぶさにわかるんですね。だから、羽多野君が非常に床上手でいらっしゃると(笑)。
羽多野:それ、文字になるとまずいやつじゃないですか!(笑)
平川:(笑)。なので、僕としては羽多野君のアドリブに身を委ねて、すべてをさらけ出しているだけです(笑)。

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――――ありがとうございました。


上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポートは、6/22(水)発売の「Chara 8月号」に掲載! 是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 15:11| アフレコレポート

2016年03月16日

「優男とサディスティック」

ドラマCD「優男とサディスティック」

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原作
 Charaコミックス「優男とサディスティック」
 原作:秀良子


CAST
 高瀬 一:増田俊樹
 吉野桜次:興津和幸 他


あらすじ
地味リーマンのストーカーはイケメン変態王子!? エロスな大人の恋愛寓話v

地味で普通なサラリーマンの高瀬(たかせ)。そんな彼を24時間つけまわすストーカーが現れた!! そいつはなんと、高校時代に高瀬をイジメまくった同級生・吉野(よしの)だった。正体を知り、怒りを爆発させる高瀬の前で、吉野は突然土下座!! さらに「好きです!」と告白してきて!?


2016年3月30日(水)発売のドラマCD「優男とサディスティック」のアフレコレポートこぼれ話です。
ここでしか読めないキャストインタビューをお楽しみください♪

高瀬 一役:増田俊樹さん
吉野桜次役:興津和幸さん(以下、敬称略)


――――印象に残ったシーンや、セリフなどを教えてください。
増田:やっぱりあれじゃないですか? 高瀬が踏むシーン。
興津:ああ! 吉野が踏まれるとこ?
増田:俺、やりすぎたなと思いましたもん。ガァッて演じながら、やったあとにこれ死ぬんじゃないかと思いました。
興津:(爆笑) 死なない死なない。あそこの踏まれるシーンで、吉野は変態だってよく分かりましたよね。
増田:ほんとですよ!
興津:その時に、吉野が勃っちゃうのはしょうがないです。
増田:あれは好きな人に対しての…。
興津:そう! あれは生理現象だからいいんです! でも、吉野は痛いのがちょっと好きなのかな?
増田:その前に、あんまり縛られたり痛いのは好きじゃないって言ってましたよね?
興津:あれは、高瀬にやられたのが嬉しかったんだと思うよ。
増田:しかも一番始めですからね。好きな人に触れてもらえただけで、頭の中ドーパミンとかやばいですよね。
興津:彼は、想像力がたぶん凄いから。高校時代に撮った写真でずっと…だから、目の前で動いてるだけで大興奮!
増田:動いてる! 本物がいる!
興津:本物がいる! 手が届くー! みたいな?
増田:はー、高瀬の部屋の空気がー! (大きく息を吸って)スーハーっていう状態でしょうね。そうしたら、エンドルフィン、ドーパミンばんばん出てますから。蹴られても本来なら失神する痛みでも、たぶん痛さを感じてないかもしれないですね(笑)。
興津:耐えている演技というか、何をされているわけでもないところの息遣いの芝居は、自分ではこだわってハァハァ言いましたよ。
増田:いやー、踏んでる感じしましたもん。
興津:踏んでないところから、踏み始めて更に強くいく…。
増田:グゥって!
興津:そんな感じ。そこが聴き所でいいのかな?
増田:いいんじゃないですか! 優男とサディスティックっていう部分でも、ただイチャイチャくっつくのではなくて、それが二人だけのイチャイチャの仕方なんです。
興津:そう、プレイとしてのSとMじゃなくて、精神的なSとMを演じるというのが非常に難しかった。
増田:終始距離が変動していく感じとか、ぴったりくっつくことがないというか…。
興津:監督さんからの演出があって、M気質の中にSを滲ませるみたいな。
増田:受に見せて実は、巧妙な命令が入ってると?
興津:……いや、なんかもっと複雑だよ(笑)。
増田:複雑な、複雑なディレクションがあったんですよ!
興津:凄い複雑ですよ。Sだからとか、Mだからとかじゃないんだよ。
増田:そうですよ! SとかMとかで人間関係は決まらないんですよ!
興津:だから期待して聞いてください!

――――高校時代とずいぶん変わってしまった吉野ですが、ご自身で高校時代と変わったところと、ブレていないところを教えてください。
興津:僕はずっとブレないですよ。もうもうずっとそのまま、自然な流れで。
増田:いいなー。
興津:茶髪になったくらいですね。
増田:高校時代は染めなかったんですか?
興津:黒かったですね。
増田:染めてはいけなかったんですか?
興津:(染めては)いけなかったんじゃない? プールで泳いでる水泳部の皆さんは塩素で茶髪になってましたけど。
増田:僕は、高3くらいで染めてました。
興津:僕なんか、こないだ正月実家帰って、同級生とあった時に、「ちゃぱつー!」って言われたもん。えっ、久々に会って第一声それ? って思って(笑)。
増田:茶髪くらいええやん(笑)。しかもハイブリーチほど「まっしーろー!!」ってわけでもないのに。「ちゃぱつー!!」って(笑)。
興津:そうだね、落ち着いた茶髪だったよ。
増田:興津さんの地元は、黒いことが美徳とされるんですか?
興津:いえいえいえいえ、年齢的なことじゃないですか?
増田:年齢的なこと?
興津:35歳になってまだ茶髪でいるってことが、びっくりするんじゃないですか?
増田:そうですか? 高校時代か。僕は、後退しましたね。
興津:えっ…まえ…がみ?(笑)
増田:え? いやいやいや、前髪もちょっと後退してますけど!(笑) だいぶ後退しましたね(笑)。(前髪を指して)ここはだいぶ。特に両サイドが−−。
興津:もうやめようやめよう! 髪の話はやめよう!(笑)
増田:そうですね(笑)。

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――――ありがとうございました。


上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポートは、3/22(火)発売の「Chara Selection5月号」に掲載! 是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 12:44| アフレコレポート

2016年03月15日

「FLESH&BLOOD(20)」

ドラマCD「FLESH&BLOOD(20)」

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原作
 キャラ文庫「FLESH&BLOOD(20)」
 原作:松岡なつき
 イラスト:彩


CAST
 海斗:福山 潤
 ジェフリー:諏訪部順一
 ナイジェル:小西克幸
 キット:三木眞一郎
 ビセンテ:大川 透
 アロンソ:遊佐浩二
 ラウル:近藤 隆
 ヤン:三宅健太
 ロバート:代永 翼
 マルティン:千葉一伸 他


あらすじ
帰ってきた恋人を、もう一度この手で抱きしめたい──。生きる気力を取り戻したジェフリーへ、ついに出獄命令が下る!! ロバートの献策で、スペイン攻略の鍵を握る重要な任務を負うことになったのだ。「必ず海峡で決着をつける!!」まだ怪我の残る身体で牢を出たジェフリーは、海斗と熱い抱擁を交わして…!? 風雲急を告げる海戦前夜、待ち焦がれた船長の帰還が、仲間達の闘志に火を灯す!!


2016年3月24日(木)発売のドラマCD、「FLESH&BLOOD(20)」のアフレコレポートこぼれ話です。
メインキャストの皆さまの、ディープなお話をお楽しみください♪

 海斗役:福山 潤さん
 ジェフリー役:諏訪部順一さん

 ナイジェル役:小西克幸さん
 キット役:三木眞一郎さん

 ビセンテ役:大川 透さん
 アロンソ役:遊佐浩二さん
 レオ役:宮田幸季さん

 アロンソ役:遊佐浩二さん
 マルティン役:千葉一伸さん
 ヤン役:三宅健太さん

 ロバート役:代永 翼さん(以下、敬称略)

【福山さん&諏訪部さん編】

――――(誌面のコメントより)仲間たちとの再会に関して、先ほど「複雑な喜び」とおっしゃってましたが、具体的にはどの辺りが複雑だと思われたんですか? 
福山:この数年間の収録は、海斗がひどい目にあってるときはジェフリーが元気で、海斗が元気になったらジェフリーがひどい目にあって……という状況じゃないですか。ようやくお互いが回復した状態で会えたんですが、必要以上に相手を気遣う感じになってるんです。別れる前の海斗でもジェフリーでもなくなってしまっているので、「新たな出発」なんでしょうね。コトがここまで及んでいなければ、もっと能天気に、素直に再会を喜べていたのかもしれない。でもイングランドが置かれている状況も前とは違うし、海斗は自分の行く末を決めた上での覚悟を持っての帰還、ジェフリーは自分の身体の自由を失い、いろんなものを背負ってしまった後なので、ただ単純に嬉しいというよりは、そこに「業」みたいなものがあるんじゃないかなと。そして、そんな環境のせいなのか、海斗が「少年」ではなくなった感じがします。「もう抜け駆けはなしだよ」というセリフそのままに、ジェフリーも海斗に弱さを晒け出し、海斗がジェフリーを受け入れて支えるという形になって、ようやく二人がスタートラインに立ったんだなと思いました。

――――この作品では、本来メインのお二人のセリフ量の多さが話題になっていましたが、元気になってきたことでその部分も復活したのではと思います。収録はいかがでしたか?
諏訪部:久々に長セリフが多かったので緊張しましたけど、楽しくやらせていただきました。僕は台本の自分のセリフを蛍光ペンでチェックするので、目がチカチカするページが多かったです(笑)。
福山:この作品に関しては、セリフにマーカーペンを引くのをやめたんです。目への刺激が……(笑)。
諏訪部:結構強いですからね。ただ、あまり喋らないと不完全燃焼の感じがありますから、今回は「お仕事させていただいたな」という確かな手応えを感じています。


――――ほとんどの状況が「戻った」と感じられる一方で、海賊のイメージでもある食欲や色欲の旺盛さに関しては、ジェフリーの調子が戻ってないですよね。食欲に対しては前向きですが、もう一つの部分は自信喪失気味なのが寂しい限りで。
諏訪部:ちょっとED気味っぽいからね。まだまだ身体の傷も癒えてないですし、心にも大きな深手を負っているようなので、一日も早く回復してくれることを願ってはいます。でも、傷を抱えている状態を演じるというのも、演じ手としては面白味というか演り甲斐があります。僕は快活なジェフリーも、もちろん好きなんですが、傷ついて弱ってる姿って、実はお好きな方多いんじゃないですか? 女性読者の方の中には、あまりに元気でイケイケより、ちょっと弱ってるところに魅力を感じる方も多いと思われますので、いろんな味のジェフリーをお楽しみいただけば、ありがたいかなと思っております。

――――今後の展開で気になることはありますか? イングランド側だけじゃなく、スペイン側でも良いのですが。
福山:この先にやってくるであろうスペインとの対決に向けて僕が気になるのは、「早くリハビリを終えてくれないと、ビセンテに絶対勝てないぞ、ジェフリー!」っていう。
諏訪部:ほんと、早く復活しないとダメだね。あまり先のことを考えてしまうと不安になるので……。
福山:今のままでは、間違いなく死しか待ってないと思うので、ヨーガで鍛えたこの身体を駆使して、ジェフリーをもう一度美丈夫に戻したいなと思います。
諏訪部:ヨーガの秘儀によって……。
福山:火船が上手くいかなかったときに、まさか口から火を吐くとは誰も思いますまい。
諏訪部:(ストリートファイターの)ダルシムかっ!(笑)
福山 「FLESH&BLOOD」の醍醐味でもある海洋浪漫が近づいてきて、ドレイクの活躍もいよいよかなと思ってます。台本を読んでいると、今はドレイクがお茶目なおっちゃんに見えてきちゃってて。
諏訪部:(演じているのが)賢雄さんだからね(笑)。
福山:今回もキットに丸め込まれてたり、すごく可愛いおっちゃんなので、戦っている格好良いドレイクを早く見たいです。あとはとにかくアロンソの行く末が心配なのと、ヤン頑張れ! ということで。応援するところがいっぱいありますね。

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【小西さん&三木さん編】

――――久々にグローリア号のシーンが描かれましたが、いかがでしたか?
小西:こんなにいたっけ?
三木:初めて聞く声もあったよ。
小西:キットが会話する相手は限られてましたからね。ルーファスとユアンは良く覚えてるんですけど、久々すぎて他の仲間の名前はピンとこないです。
――――マーシー、ヒュー、トーマス辺りですか?
三木:トーマスって機関車じゃないの?(笑)
――――イングランドではあるんですが。
小西:まだ蒸気じゃないんです(笑)。
三木:残念。

――――ユアンは見張り役として、物語のきっかけセリフも言いますから、印象強いですよね。
小西:そうですね。今はキットの面倒をみてるみたいですけど。
三木:(笑)。
――――二人がどんな会話をしているのかも気になりませんか?
小西:見てみたいです。ユアンは珍しいもの好きだというセリフがあったんですが、最終的にはキットがユアンを上手くコントロールしちゃいそうですよね。
三木:ちょいちょいね。

――――役者が揃い、船に戻り、明るいムードの20巻ですが、ラストではドレイクが再登場し、スペイン軍がついに視認されるという怒涛の展開を見せています。
小西:どんな感じになっていくのかな。
三木:次への引っ張り方としては良い感じだよね。
小西:早く次が聴きたくなります。

――――キットがドレイクの伝説となるシナリオを朗々と語るシーンは、キットらしさ全開で、楽しみにしてました。三木さんにとっては大変だと思うのですが。
三木:キットって喋るときはかなり喋るから、セリフの量にムラがあるんだよね。苦労ではないんですけど、台本を見てセリフが4行までだとホッとします(笑)。
小西:4行でも長いと思うのに。
三木:彼の感覚は普通じゃないものね。そういう人物を任せていただけるのは、ありがたいです。
――――緊迫した状況なのに、キットのおかげで楽しく聴けました。
小西:そうですね。キットは苦労性ですよね。いろんな人に気を遣って生きているから。
三木:ほんとにそうだよ、彼は大変だよ。振り向いてもらえないし。
小西:あえて気づかない振りしてます(笑)。
――――キットへの態度は一貫してますが、完全には整理つけられない海斗への想いがあって、親密になっていく二人を目の前で見てモヤモヤするところも残ってます。
小西:そういうセリフも今回ありましたし、そうだろうなと思いながらやってました(笑)。でも、この先は、そんなこと思ってる暇がなくなりますから。

――――20巻という節目の巻ですが、第7シーズン自体はドラマCD化10周年にかかっていまして……。
小西:まずドラマCDを10年も続けられたというのは嬉しいです。このまま最後までいければ嬉しいですね。
三木:役を濃く描いてくださっているので収録に間隔が空いていても、役が身体から逃げないよね。
小西:感覚が戻るというか。
三木:中に「いる」よね。
小西:「あれ?」ってならない。
三木:レギュラー作品の感覚だね。原作は何巻まで出てるの?
――――24巻まで発売されています。
三木:すごいですね。
小西:今CDが20巻で、まだ原作は終わっていなくて24巻まで出ているということは、その4巻の間にどんな展開になっているのか全く想像がつかないです。今、ふと思ったんですが、キットはこのエピソードを書き残したいのか、自分の中で完結させて世には出さないのか。どうするんですかね。
三木:書くのもありだよね。何部作かのお芝居にするんじゃないのかな。だいたい、海斗くんはこの世界の人間じゃないからね。
小西:現代から歴史書は持ってきてるんだっけ? 
三木:間違えてiPadを持ってきちゃってたりして。
小西:「ここはWi−Fi飛んでないの、ジェフリー?」って(笑)。
三木:そうだったら面白いね(笑)。

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【大川さん&遊佐さん&宮田さん編】

――――今回の収録はいかがでしたか?
遊佐:この作品全体通して、みんなそれぞれに難しいセリフを結構長く喋るんですけど、どうしても僕らが中心になって話が進むので、話す分量が多いんです。打ち合わせもこっそり二人であーだこーだと話し合うことになりますし。
大川:前半ず〜っとビセンテの語りで進むんですよ。この形は初めてですよね。トラブルは次々起こってますが、事態が大きく展開しているわけではないので、セリフで語っていくしかないんですよね。

――――ちなみに20巻で主要な将官がほぼ登場したことになります。名前の呼び方も、可能なら「閣下」で省略したいなんておっしゃってましたが、初出の偉い方がたくさんいて、省略できなかったですね。
大川:ベルテンドーナ殿(笑)。
遊佐:敬称が「殿」じゃなければ平気なんですが。
大川:「あの閣下」と「この閣下」と「その閣下」じゃダメだよねぇ。
遊佐:将官が多いから閣下ばかりになっちゃうし。会議の後に晩餐会をしてたみたいですが、19巻から酒を飲むシーンがないですね。
大川:酒飲んじゃダメって叱られたんでしょ?
遊佐:もう船酔いは克服できているんですが、配給制になっちゃったんです。でも、なんと、ビセンテに「飲みにくれば?」と誘われたところで終わってるんですよ。
――――戦争中に酔っ払ってへべれけになるわけにはいかないので、さすがに飲み比べはしばらくできないでしょうけど。
大川:アロンソって強いんだよね?
宮田:でもレオには負けるんです。
遊佐:負けっぱなしです。
宮田:レオが強いんです!
大川:そうか、レオが強すぎるのか。
宮田:(飲み比べした後に)介抱までしてますからね。思ったのは、「レオは酔いに強い」んだなと。酒も船酔いもないので、華奢な身体をしていますが、三半規管は強いんだなって。
遊佐:酒は肝臓でしょ。
宮田:そうですね(笑)。肝臓も強いんだ。見た目と違って芯は男っぽいですし、「The 船乗り」なのかな(笑)。
遊佐:僕らの中で話題になってたのは、塩水を飲むと本当に船酔いがなんとかなるのかっていう。
大川:塩水飲ませて、吐いたら次は真水を飲ませて、だっけ? あれでどうにかなるのかな。
遊佐:実際は三半規管がおかしくなってるわけでしょ。昔の人たちは理屈がわかってないから、身体を塩に慣れさせるとか、根性論の部分があるんだろうね。
宮田:すごいですね。
――――海の臭いには慣れそうですけど……。
宮田:でも周りが吐いたものの臭いでもらっちゃいそうですね。
遊佐:それは片付けないと。
――――腐敗臭漂う船に乗るとか、想像するのも嫌ですね。
遊佐:そうなんですよ。ガヤ録りでも遠慮なく吐いてる奴がいるんですよ(笑)。
大川:もう想像するのも嫌になっちゃった(笑)。

――――船酔い絡みの会話では、ビセンテとレオの関係が前の状態になってたのが嬉しかったです。二人の会話はちょっと緊迫感が消えて、ほのぼのしますね。
大川:やっぱりレオが一番信頼できるので。ビセンテの心の拠り所はレオなんですよ。海斗に対する愛情とは違う愛情を抱いてると思います。他の人との会話のメリハリがつけばいいなと思いながら演りました。
宮田:喧嘩どころの状況ではない、というのが、二人の関係を戻したんだと思うのですが……。
遊佐:この状況になる前は、本当に「カイト、カイト」しか言ってなかったですもんね。モノローグの中までも。
宮田:そう。そりゃレオも面白くない。
大川:突然だよね。
――――別れる寸前に自分の気持ちに気づいちゃったので、引きずったんでしょうね。
遊佐:後になってから気づいても遅いんです。
大川:朴念仁ですからね。

――――さて、その海斗がいるイングランド組もジェフリーの帰還でメンバーが揃い、戦闘態勢に入りました。
大川:もうこちらはいつでも戦いたいんですけど……。
遊佐:気持ちはできてますけど、戦隊としては整ってなくて……。水すら事欠く状態じゃねぇ。
大川:まずいなとは思います。船上で疫病が流行って、敵から火を放たれて……というと、三国志の赤壁の戦いみたいです。イングランド側はね、そりゃぁ再会して嬉しいでしょうよ。19巻も20巻も「嬉しい、嬉しい」ばっかで。
遊佐:あっちは順調そうで……新しい作戦も立てて。
大川:「やった! 連れ出しちゃった♪」みたいな。こっちと随分温度差がありますね。
遊佐:何が朝焼けだ、何が「コル・スコルピィ」だと。
大川:嬉しそうに作戦名なんか決めちゃって。
遊佐:こっちは作戦名どころか……ですよ!
大川:本当に!
遊佐:食料もなくてヒィヒィ言ってるのにね。
大川:ビセンテの心情を思いやると、早くスペインに帰って寝たいだろうなぁ……(笑)。

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【遊佐さん&千葉さん&三宅さん編】

――――新しい環境、アロンソとの会話はいかがですか?
三宅:娑婆っていいですね(笑)。今までのどよんとした雰囲気からふわっと明るい感じで。今回はヤンもちょっと明るめです。
遊佐:なんか浮かれてるね。
三宅:僕はここの家の子になりたいとつくづく思いました。
千葉:いいでしょ? ウチの御主人様。
三宅:そりゃあ、この人になら付き従うでしょうって思いますよ。

――――この収録の少し前に原作の全員サービスCDがあったので、千葉さんの中でもアロンソ様との関係が見えていたのかなと。
千葉:そうですね。どうしてマルティンがアロンソにそこまで付き従っているのかがわかりました。
遊佐:今のところ大した活躍はしてないですが(笑)。するって言われてはいるんですけど。
三宅:希代の剣士なんですよね?
遊佐:今までそういう場面が描かれてないので、実際そこまでの活躍を演ったことなくて。
千葉:でも、どんどんハードル上がってるよね。
遊佐:前の戦いで功績を挙げたという話だけが世間に伝わってるんです。
三宅:あ、都市伝説的な……。
遊佐:伝説じゃない! 実際にあったことなんですけど、今のところの戦いは酒の飲み比べくらいで。しかも連戦連敗(笑)。
三宅:聞いているだけで、すごく楽しそう……。

――――さて、ついにスペイン軍はイングランドに向けて出発しました。
遊佐:出る出る詐欺だったのが、ついに!
――――船に乗らなきゃって話になったのは随分前(17巻)ですが。
千葉:今後の展開を楽しみにしてます。
――――マルティンが心配する中、慣れない船上で綱登りというヤンチャな行動に……。
遊佐:ヤンチャなのは表向きで、この作品の中では、場を明るくできる貴重な存在なんですよ。今までは、必ずビセンテがウジウジウジウジ……、何かにつけ「カイト……」ってなるので。
千葉:モノローグも陰々鬱々してたし。
遊佐:そういう人を中和する位置づけでしたね。「よーし、レオ、飲み比べするぞ!」「また負けるんでしょ?」って宮田くん(レオ)に言われて(笑)。いろんな人を浄化していくという。
三宅:浄化したり慰めたり、なだめすかしてたんですね。
――――ヤンチャな行為に見えた裏側では、アロンソ様の鋭さでヤンの正体が見破られ、ラウルの計画も明るみに出ました。
遊佐:早くあいつを捕らえないと! もうあの名前を言わなくていいように(笑)。
千葉:あの名前を……(笑)。
三宅:ラウル・デ・トレド……。
遊佐:セリフだと「トレド殿」って出てくるから、それもこれもあいつのせい。一刻も早く(出演者の)みんなを苦しめるあいつを懲らしめなきゃ(笑)。

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【代永さん編】

――――せっかく仲間になれたのに、すぐにお別れになってしまいましたね。
代永:みんなが今後どんな行動をとるのかについては、ロバートは手紙や報告で知ることになると思うんです。本当なら自分も手伝って戦いたいという想いを抱きながら、でも星室庁にいなければいけないという立場なので、ロバートとしてはもどかしいだろうな、寂しいだろうなと。一方で、戦いが始まってしまうと無事に生きて帰れるかという心配もあるので、これが最後の晩餐とは言いたくないんですが、宴のあと、作戦会議をしたら戦場へ送り出さねばならないという覚悟は、前からあったんじゃないかと思います。

――――ロバートの結婚は作戦の成功が前提ですから、そういう意味でも、もどかしいかもしれないですね。
代永:そうなんです。頑張っていただかないと、全てが水の泡なので。すごく頭の切れる子なので、海斗たちが外側から動くなら、自分は内部の情勢を変えていこうとしてるんじゃないでしょうか。みんなが帰ってきたときに笑顔で迎えられるよう、そんな環境を内部に作れていたらいいなと思っています。




――――ありがとうございました。


上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポート詳細は、3/22(火)発売の「Chara Selection5月号」に掲載! 是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 21:27| アフレコレポート

2015年12月18日

「僕はすべてを知っている(2)」

ドラマCD「僕はすべてを知っている(2)」

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原作
 Charaコミックス「僕はすべてを知っている(2)」
 原作:高久尚子


CAST
 浅野 歩:島ア信長
 犀川千博:遊佐浩二
 金沢悠二:野島裕史
 加賀清史:興津和幸
 和倉いつき:松岡禎丞 他


あらすじ
包茎整形の専門医・犀川千博(さいかわちひろ)は、下半身事情に悩める男子の救世主!! そんな千博の病院に、反抗的で生意気な実習生・和倉(わくら)がやってきた。和倉は、千博が一目で見抜いた絶世の美チンの持ち主。恐れていたライバルの登場に、恋人の歩(あゆみ)は内心ハラハラ。千博の心変わりが心配で、なんとHをしても、勃たなくなってしまい…!?


2015年12月25日(金)発売のドラマCD「僕はすべてを知っている(2)」のアフレコレポートこぼれ話です。
ここでしか読めないキャストインタビューをお楽しみください♪

 浅野 歩:島ア信長さん
 犀川千博:遊佐浩二さん
 金沢悠二:野島裕史さん
 加賀清史:興津和幸さん
 和倉いつき:松岡禎丞さん(以下、敬称略)


――収録のご感想をお願いします。
遊佐:収録自体は雰囲気もよく、人数も少なからず多からずというところでしたので、割と一体感があった現場でした。特殊なワードを扱う作品だからこそ余計になんですが、女子も沢山いらっしゃいましたけれど、割と寛容な態度を示してくれました。僕らとしては、居たたまれない気持ちにはならなかったので、非常に助かりました。
野島:大事なところです(笑)。

島ア:強いワードが飛び出してくる、とても楽しく素敵な現場でした。きっと皆さん許してくださっていたと僕は信じているのですが、女子陣も含めて(笑)。遊佐さんがおっしゃるように一体感のある現場で、何かとてつもない勢いの流れに乗って演じさせて頂きました。笑いあり涙ありで、本当に楽しかったです。この三年越しの収録が、また素敵な思い出になったので、(できれば)次の収録が今から楽しみです。

野島:メインのお二人のこの和やかな人間性と、ほんとこの現場は柔らかく、和やかで、優しい気持ちに包まれて……
島ア遊佐野島興津松岡(笑)。
遊佐:ときどき賑やかだけど。
野島:ときどき賑やかでした(笑)。
遊佐:(台本が)わさわさわさーって(笑)。

興津:今回みんな、うわっ懐かしいねって言いながらも、もう三年経ったんだっていう印象と、まだ三年なんだっていう印象と、でもとにかく数あるドラマCDありますけれど、ここまでのインパクトを持ったCDっていうのはなかなか無いので、全員があの頃に瞬間的に戻って、続きを演じられたのではないかと思っております。

松岡:皆さんのワードとかを聞いていて、とても吹き出しそうになったんですけれど…。
島ア遊佐野島興津松岡(笑)。
松岡:ここまで直接的に話をするってなかったので、本当にびっくりしました。
野島:でも、美チンは言わないと思うよ(笑)。
遊佐:リアルな素人感で忠実にやりたかったな。「私達が、貴方たちの悩みを解消します!」
島ア遊佐野島興津松岡(爆笑)。
野島:めっちゃ秀逸ですよ。
島ア:テレビでよくやってるやつだー(笑)。
野島:好きな言葉は○○です!(笑)
島ア:なんかだいたいガッツポーズですよね(笑)。一緒に頑張ろー! みたいなかんじで。
野島:皆さん、頑張って演じさせて頂きました。ワード数的には少なかったんですけど、凄いやりきったっていう感じが強かったです。

――印象に残ったシーン、セリフ、聞き所を教えてください。
遊佐:今回早いですかね。まだ録ったばかりだから全くわかりませんが、多分10分8秒かなー。
島ア遊佐野島興津松岡(笑)。
島ア:テンポよかったですからね(笑)。
野島:10分8秒から、だいたい30秒くらいですかね(笑)。
遊佐:それくらい。パンパンパンと。
島ア:素晴らしかったです(笑)。

島ア:もちろん、全部なんですが。僕らも収録中プッと噴き出してしまいそうになる部分もあったりしましたので、ぜひ皆さんの笑いどころを、聴きどころにしてもらえれば、それは皆さんそれぞれの感性で…。
遊佐:10分8秒でしょ?
島ア:(笑)。 10分8秒は正直100人いたら100人笑いますね。そこは聴きどころです(笑)。
遊佐:間の可能性あるからね。
島ア:間で笑わせるという高等テクニックですね(笑)。
遊佐:玄人っぽい目線を皆さんにしてもらいたいです。
※10分8秒は、犀川先生の「添い寝して」からのさわりっこシーンです。

松岡:今回の話を聞いて一番僕が期待していきたいのは、ワンチャンあれば、金沢先生あるかな? って思ってるんですよね、和倉と。
島ア遊佐野島興津松岡おーっ。
松岡:まだ見てないじゃないですか。和倉のを。
島ア:和倉の和倉を見てない。
野島:美和倉を(笑)。
松岡:今だと、金沢先生は浅野の美歩を見て、うわーってなってたじゃないですか? でそこは、犀川先生がいたから…。
遊佐:そうだね。抑えてたね。
松岡:そこで、美和倉を見た時にどうなるのかって言うのが、また次の展開にも繋がっていけるのではないかと…。
島ア:確かに。
松岡:そこらへんは、想像を膨らませていただいて、乞うご期待というか。
遊佐:医は仁術ですから。
島ア:なんでか良いこといったみたいになってますね(笑)。
島ア遊佐野島興津松岡(笑)。
島ア:医は仁術という大事なワードが出ました(笑)。
野島:仁。
遊佐:そのままだと他の名ドラマと被っちゃうんで、うちは「TIN」ですね。略して。
島ア遊佐野島興津松岡(笑)。
遊佐:ティンで(笑)。
島ア:ティン術です(笑)。


――――ありがとうございました。


上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポートは、12/22(火)発売の「Chara 2月号」に掲載! 是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 19:19| アフレコレポート

「FLESH&BLOOD(19)」

ドラマCD「FLESH&BLOOD(19)」

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原作
 キャラ文庫「FLESH&BLOOD(19)」
 原作:松岡なつき
 イラスト:彩


CAST
 海斗:福山 潤
 ジェフリー:諏訪部順一
 ナイジェル:小西克幸
 キット:三木眞一郎
 ビセンテ:大川 透
 アロンソ:遊佐浩二
 ラウル:近藤 隆
 ヤン:三宅健太 他


あらすじ
ジェフリー、約束通り病気を治して16世紀に戻ってきたよ──。けれど、再会に逸る海斗(かいと)が知らされたのは、ジェフリーの投獄と死の覚悟。二人で一緒に生きるためなら、どんな手を使っても救い出す!! ナイジェルと共に敵地ロンドンへ赴いた海斗は、宮廷一の切れ者ロバートを訪ねることに…。一方その頃、海斗に想いを馳せるビセンテは、「おまえの予言を無駄にすまい」と出撃準備に追われ!?


2015年12月18日(金)発売のドラマCD、「FLESH&BLOOD(19)」のアフレコレポートこぼれ話です。
メインキャストの皆さまの、ディープなお話をお楽しみください♪

 海斗役:福山 潤さん
 ジェフリー役:諏訪部順一さん

 ナイジェル役:小西克幸さん
 キット役:三木眞一郎さん

 ビセンテ役:大川 透さん
 アロンソ役:遊佐浩二さん

 ラウル役:近藤 隆さん
 ヤン役:三宅健太さん(以下、敬称略)

【福山さん&諏訪部さん編】

――――海斗にとってはトンネルを潜ってからまだ1年ちょっとしか経ってませんが、ドラマCDを録りはじめて10年が過ぎました。
福山:もう10年ですか。もしかしたら一番長く付き合ってる作品になるかもしれないですよ。僕、収録始まったときはジェフリーと同い年だったのに、あっという間に……。
――――諏訪部さんも、長く関わってこられて、ジェフリーの一番の理解者になっているのではないですか?
諏訪部 そうありたいと思っております。ここまで彼が生きてきた流れはわかっていますが、ここから先どうなるのか。ジェフリーが知り得ない情報は敢えて入れないようにしているので、非常に気になりますね。長らく拷問を受け続けていましたが、ホント生きてて良かったです(笑)。

――――自らの意志で和哉と別れて16世紀に戻ってきて、海斗としてはあとは突き進むのみという状況だと思います。海斗の発言や行動の中に変化を感じたところはありますか?
福山:むしろ18巻のラストでのナイジェルとの会話で、特に変わった部分を色濃くさせてもらってます。21世紀でいろいろ調べたり策を練ったりして、決意も新たにスタートしたものの、最初はジェフリーの状況がわからないし、結局不安だらけなんですね。ただ、そこで人に縋らなくなってるところに、覚悟を決めただけじゃなく、ちゃんと成長してるんだなと思いました。

――――獄中ではありますが、久々のジェフリーとの再会はいかがでしたか?
福山:声帯が傷つけられてなくて良かったなと(笑)。
諏訪部:少し回復してきたので(笑)。そういえば、拷問真っ最中の時はカスカスの声で演りましたね。今回は前よりちゃんと声を出せて良かったです。余裕が出てきました。
福山:ウォルシンガムに大変なことが起こって良かった!(笑)あと、嗜虐趣味があったおかげで顔が無事というのも。
諏訪部:ラッキーでしたね。顔からだったらちょっとヤバかった(笑)。
福山:当時の拷問は熾烈極まりないですからね。根本的に生かして出所させるつもりがないので、ナイジェルから説明がありましたけど、右腕の動きが鈍いって、その程度の後遺症で済んでいるのは奇跡に近い幸運だったんだろうなと。傷は残っているけど、喋れるし、ちゃんとジェフリーだっていうことがわかる姿で、いろんな幸運が重なった結果なんだろうと受け止めてます。

――――海斗のジェフリー救出作戦が明らかになりました。海斗の頭の良さと知識が存分に発揮されてると思ったのですが。
福山:史実において、火船をけしかける作戦を成功させたなんて、本来功績を称えられるはずなのに誰が行ったかが記されていない。だからこそ、仮にジェフリーがそれを行ってもおかしくないし、危険な行為だから恩赦で出した囚人が実行した可能性があるという部分を上手くついたなと感じました。僕としては、ジェフリー救出作戦の成功の要因が「ウォルシンガムはあと数年で死ぬ」というところにあったので、「そこ!?」って。喜んでいいのか驚愕していいのかわからない感情を、キットが代わりに伝えてくれてました。今までを思うと、ウォルシンガムの死を嘲る雰囲気があってもおかしくないんですけど、海斗は誰であっても人の生死を茶化さないし、グローリア号の仲間は懐に入れてるのに、他の歴史上の人たちとは確実に線を引いてるんですね。マイナスなこともプラスなことも過度にいかないようにしている節があるので、ウォルシンガムに怖さや憎さはあれど、彼の死に対しても一線を引いて見ているんだと感じました。
 ただ海斗の作戦のほとんどは、後出しジャンケンみたいなもの。説得材料も手段を選ばないじゃないですか。「自分のいた未来では成功しているから大丈夫」とか、実際にはそんなに良い材料ではないものも、半ば詐術的な説得力で話を進めていくので、演りながら「ほんと、洒落臭いな」と(笑)。そこが彼の良いところでもあるんですけど。歴史の差異もありますし、現実にどこまで上手くいくかは周りの人の力にかかっているんだけど、「成功するはずだから人知を尽くせば大丈夫なはず」と奮い立てのエッセンスにする未来の使い方は、彼の力なんだと思います。


――――スペイン組やネーデルラント組の動向は確認されましたか?
諏訪部:ジェフリーが知り得ない展開は見ないようにしているのですが、まぁ多少は……(笑)。
福山:スペイン組はねぇ……。いい人ほど先に死んでしまうんでしょうね〜。
諏訪部:そういうものですよね。グチャグチャになっている雰囲気は傍からでも感じますが、こちらはこちらでイッパイイッパイなので。あちらはあちらで頑張ってもらいましょう。
福山:前回あたりから、「あぁ、アロンソ死ぬのか」と思いながら台本を読んでいるんですが(笑)、その結末までの道のりを丁寧に描いていただいてるので、まだまだ暗雲立ちこめてはいなかったですね。雑誌の全員サービスCDでも、スペインにいたときの王宮のパーティの話だったんですけど、幸せそうなアロンソに「あぁ、こいつ死んじゃうんだぜ」って。
諏訪部:ヤバイですよね。イイ人になってくると危険というのは定石ですから。
福山:でも、今、この期に及んで大変じゃないところはないですよ。
諏訪部:みんな大変ですね。

――――そんな中、ヤンだけは光明が見えた感じになってますね。
福山:あ、そうですね。でも彼は今までがずっと大変でしたから。早くラウルがひどい目に遭えばいいのに。
諏訪部:(笑)。

――――今後の展開で気になることはありますか?
福山:火船やいろんなことが海斗の知ってる史実通りに、あるいは史実の許容範囲内で進んだとして、そのときビセンテは海斗を許すことができるのかが気になります。ラウルの作戦によってだとしてもアロンソが死ぬとか、他の提督やスペイン兵が死んでいくのを実際に目の当たりしたときどうなるのか、人間ドラマとして興味があります。
 果たしてジェフリーとビセンテは刃を交えるのか。最初の頃とは違って、お互いに「相手のいない場所で海斗を守ってきた存在」という認識に変わっているので、二人が戦場で出くわしたら一体どういう言葉を交わすのか、予想もつかないし楽しみなところです。



【小西さん&三木さんさん編】

――――今回で7期がスタート、収録が始まってから10年が経っています。
小西:もう7期ですか。すごいですね。毎回言ってますけど、よくぞここまで続けさせていただけてるなと。非常にありがたいです。

――――皆さんの素晴らしいお芝居があるからこそ、お客さんがついてきてくださっていて、そのおかげだと思います。
小西:僕らはもう一生懸命にやるしかないので。お話が面白いし、彼らの行く末はすごく気になっているので、7期が始まってまた3巻分の発売が決まっているということで、これからの楽しみが一つ増えた感じです。
三木:すごいですね。原作のパワーがあるからだと思うし、それをサウンドドラマにしても、合わせて気に入っていただけてるからここまで続けられているのではないかと思うと、支持してくださる皆様に感謝するしかないです。

――――原作のパワーから、購入して支えてくれる方たちまで、作品に関わる全ての要素の相乗効果ですね。
小西:その一角を担えてるんだとしたらありがたいです。
三木:自分たちで自分たちの評価は下せないからね。

――――こうやって続いていることが皆さんのお芝居への評価になっているのではないですか?
三木:わかんないよ、「最初にコイツに振っちゃったからしょうがないか」って(笑)。
小西:先生から、もともとの原作のファンの方だけでなく、ドラマCDから入って小説を読んでくださる若い層の方がいるとおっしゃっていただけたので、そういう相乗効果がいいですよね。
三木:新しい層が開拓できるのは、作品を長く続けていることの良い部分かもしれないな。
小西:広がっていけばいいですよね。とてもありがたいです。
三木:昔のNHKの人形劇みたいのでもやってもらいたいね。
小西:『三国志』とか『プリンプリン物語』とか。
三木:アニメだと難しいじゃん。
小西:あとは実写ですか?
三木:実写だと海外になっちゃうでしょ? 海外ドラマになったら吹き替えが有名人になっちゃうかもしれないし(笑)。
小西:向こうの役者さんのビジュアルがありますから、声は代わるんでしょうね。
三木:寂しいな。だからこういう話は人形劇だと面白いんじゃないかなって思うんだけどね。
――――では、ドラマCDの次の展開は人形劇を希望ということで。
三木:人形劇がいいよ。
小西:人形ならどうとでもなりますね。アニメは作画が大変ですけど、人形は1体作ってしまえばいいので。船も使いまわせますし。
三木:そうだね。ぜひ(笑)。


【大川さん&遊佐さん編】

――――いよいよ7期がスタートしました!
遊佐:この作品が始まると年の瀬だなって感じます。
大川:もっと頻繁に録っているようなイメージなんですけどね。
遊佐:収録する量が多いですから。僕は、前回(中田)譲治さんと3人で25分くらい喋り続けてた記憶しかない(笑)。
大川:そうだ。喰えない陛下だったね。僕らが出ていない、海斗が戻ってからの展開も随分ありそうだよね?

――――イングランド組は、海斗が現代にいる間の半年間を後追いで展開していたので、ちょうど海斗が戻ってきた18巻で時間軸がだいたい揃う形になってるんです。なので、実はまだ戻ってきたばかりです。
遊佐:ジェフリーが拷問されて、爪をはがされたり……という辺りかな。
――――そうですね。
大川:そもそも、船でジェフリーたちを追っかけてたのって……。
――――2巻です。
大川:海戦をまたやりたいと言って10年近いってことだよね。長ぇな。
遊佐:10年続くドラマCDシリーズってないですよね。
大川:初めて。
遊佐:10年って、最初の頃に高校生だったリスナーも結婚する年齢ですよ。
大川:そうですよ。10年前にファンになってくれて、ずっとお手紙をくれている子がいるんですけど、高校卒業しました、大学入りました、就職しましたって書いてくれてて、叔父さんが姪っこの話を聞いてるみたいですよ。同じ長さですからね。ありがたいですよね、ずっと買っていただけて。すごく嬉しいです。


【近藤さん&三宅さん編】

――――7期スタートしました。皆さんの素晴らしいお芝居のおかげで、10年になります。
近藤 1巻の頃に生まれた子が、あと数年で小学校卒業する長さですね。

――――CDが無事に最終巻まで続けば、間違いなく中学生になってますね〜。
三宅:ありがたいです。
近藤:ありがたい、それに尽きますね。

――――取材前に、三宅さんはマヌエル救出の知らせがフラグじゃないかと心配されてましたけど……。
三宅:不安ですよ。
近藤:確かにヤンかもしれないですけど、ラウルの方がフラグとしては恐ろしいですからね。

――――果たしてどちらのフラグなのか?
近藤:そう、どっちが折れるフラグなのかっていう話ですよ。
三宅:どっちなんだろう……。
近藤:聴いてくださってる皆さんにとっては、ラウルが折れるフラグだった方が面白いんでしょうけど。でももうちょっと悪いことしたいな(笑)。
三宅:意外とラウルのフラグが折れても、ヤンはスッキリしないかもしれないよ。人間ってわからないからな〜。
近藤:だいぶ屈折しましたね(笑)。

――――どうしたらヤンはスッキリできると思いますか?
三宅:わからない! もうね、本当にわからないです。
近藤:とりあえずはラウルをフルボッコでしょ? それ以外ないんじゃない?
三宅:きっと、フルボッコにして、最後におでこにチュウするんだよ。
近藤:なにその「大嫌い、大嫌い、大嫌い、大好き」な展開(笑)。
三宅:最近、ヤンからラウルに呼びかけることがあったりして、あれだけ憎んでいるはずなのに、憎しみの対象というより腐れ縁の友人に話しかけているような心持ちになってきてて。
近藤:これが「情にほだされる」ってやつだ(笑)。
三宅:ラウルがそれを狙ってるんじゃないかと思うんですよ。僕だけなのかな? ラウルを単なる憎い相手と思えないのは。
近藤:ものすごく複雑な関係になってきたなとは思います。ラウルは同属嫌悪の感情ではないと言っているので、だったら持っている感情は何なんだ、果たして今、ヤンを貶めるために引き連れているのか、ただ弄んでいるだけなのか、それとも他に理由があるのか……。
三宅:ヤンはわからないな〜。
近藤:(笑)。途中から三宅さんはヤンに融合しつつあります。三宅くんがお芝居にのめり込めばのめり込むほど、イラだってるのがわかるんです。三宅くん自身からもちょっと出てくるんですよ(笑)。キャラクターの精神状態に融合して、収録のたびにモヤモヤしてますからね。
三宅:ある戯曲で、作家がずっと1本の鉛筆を待ってたんです。それを手にすることで、自分はすごいものが書ける、何にでもなれるかもしれないと夢を託していて。でもようやく届いた箱を開けたら、鉛筆の芯が折れていたという話があって……。
近藤:あ、ありましたね。
三宅:箱が届いてから開けるまでの高揚感と同じものを、今回のヤンに感じてしまったんです。でも、世の中は信じなくちゃやっていけないと、ヤンを演じながら思いますね。ラウルは何かきっと企んでいるはず。でも、大丈夫、きっと上手くいく……と信じたいという、ヤンの心情に泣けてきます。

――――中枢部の内紛でみんながイライラしている中、同じスペイン側として船に乗り込んでるのに、全然違うところで動いて、全く違う雰囲気を醸し出しているラウルも、聴いていて楽しいです。
近藤:(笑)。独りだけ浮世離れしているので、完全にしゃべるテンポもトーンもズレてますからね。
三宅:ずーっと、浮世離れしたテンポのラウルとしか喋ってこなかったんですけど、次回ちゃんと会話できるかなぁ(笑)。
近藤:他の人と会話したら、ようやく息を吸えたような、「あ、俺、生きてる!」みたいな感じになるかもしれないよ。
三宅:久々に腹を立てずにすむかな。
近藤:ただし、誰が間諜かわからず、どこから見られているかはわからない、衆人環視の気分だと思うけどね。
三宅:ツライな〜。とりあえずこちらはアロンソ組に行ってきます。
近藤:遊佐さんたちとよろしくやってきてください。
三宅:でも幸せすぎると怖いな〜。しっぺ返しがきそうで。でも、僕が浮かれてもヤンが浮かれることはないですよね。




――――ありがとうございました。


上記には未掲載のインタビュー本編とアフレコレポート詳細は、12/22(火)発売のChara2月号に掲載!
是非そちらもご覧ください♪
posted by Chara編集部 at 17:38| アフレコレポート